入院治療(検査)
まだ診断が確定するまでは、疑われる様々な病気を除外していく必要があり、搬送直後&入院初期は検査がたくさんおこなわれました。以下が私の受けた検査の中で、記憶のあるものです(検査の名称など、正確ではないかもしれません。ご容赦ください)。
1.CT
出血が酷かったので脳内出血の確認も必要があったようです。Drからは「大きな出血はなかったです」との結果報告がありました。後になってふと「じゃあ、小さい出血はあったのかな?」と疑問に思いました。
2.血液凝固検査
一定の大きさと深さの傷を耳たぶや腕につけて、皮膚から出血した血液が自然に固まって止まるまでの時間を測る検査です。ささいな怪我によって出血した場合に、自然に止まるまでの標準的な時間(出血時間)は『3分以内』とされており、『6分以上』の長い時間にわたって出血が止まらない場合には血小板数や止血機能に何らかの問題があると考えられるそうです。
私の場合も耳たぶを切って検査しました。6分以上経過しても止まらなかったので、強制的に止血をしてもらいました。
3.骨髄検査
血液疾患や悪性リンパ腫などの疑いもあるため、この検査がおこなわれました。私の記憶では「胸骨に注射器を刺して抜き取っていた」と思います。字づらを見ると怖いですね。注射器を抜いたあとは、すぐに胸の上に砂袋が置かれました。止血のため?かと思われます。
4.血液検査
なんといっても、この検査が一番重要になっています。【朝5:30に採血/1日おき】でおこなわれました。
看護師さんは本当に大変なお仕事なんだな、というのを目の当たりにしました。起床前の時間帯で同室に検査をしない患者さんもいるので、消灯したまま、仰向けで寝ている患者さんの腕からベッドサイドで採血するのです。暗闇の中、枕もとのスポットライトだけを頼りに!こんなに大変な思いをしながら採血してくださるので、なるべくスムーズに終われるよう、全面的に協力して過ごしました。
この血液検査の結果次第で、2週に1回、ステロイドを減量できるかどうかが決定されました。
4-1.血液検査の内容
入院当初の血液検査項目には足りないのですが、おおむね、退院後20年近く、これくらいの血液検査を継続しています。
血小板減少性紫斑病では、やはり血小板の値とその他血液一般検査を見ていきました。また、ステロイドの副作用も注視していかなくてはいけないので、グルコース(血糖値)、コレステロール、ヘモグロビンA1c、尿糖なども重要でした。
ステロイド投薬が始まって3~4週間ほど経った頃、ついに副作用が現れました。尿糖が出始めたのです。そして「入院食」という栄養を管理された食事をしていても、血糖値が「247mg/dl」と、かなりの高血糖となってしまいました。
この高血糖との闘い?というか共存?について今後アップしていきたいと思います。